現在のページ:TOPページ > 医療ジャーナリスト丸山寛之氏が綴る辛口コラム「それ、ウソです。」
滋賀医大の上島弘嗣教授によると、国民平均では2朕塩を減らせば血圧は2寸硲膕爾り、それによって6%脳卒中が減ると推定されている。塩を多くとると、心臓病や胃がんも増えることがわかっている。(「元気のひけつ 減塩」=朝日新聞2009年2月15日)
ええッ、たったの2!? 20世離泪船イじゃないの? 毎日、血圧を測っている人だったら、みんなそう思うのではないか。
血圧は、冬になればだれでも10世筍横悪世肋紊る(寒冷刺激で血管が収縮するため)、1日のうちでも「日内変動」といって、やはりそれくらいは上下する。朝は高く、夕方から夜は低く、歩いた後や入浴後も下がる。「2寸硲隋廚覆鵑童躡垢糧楼呂任呂覆い。
一方、「2帖廚慮艮というのは、かなりきつい。
日本人の1日当たりの食塩摂取量は、「平成21年国民健康・栄養調査」によると、男性11.6帖⊇性9.9弔澄これでは多過ぎると、厚生労働省は、男性は9通に、女性は7.5通にを食塩摂取目標値とした。男女とも2聴幣紊慮艮が必要なわけだが、それの達成率は男性37.6%、女性31.8%に過ぎない。
ことほどさように難しい減塩をしっかり行っても(繰り返すが)たったの2世靴血圧は下がらない。「国民平均」としてはそういうことになるらしい。
だったら減塩なんて無意味なのか? そんなことは、ない。上掲の記事にもあるように減塩の効用はとても大きい。
2010年1月、世界最古の(つまり世界で最も有名な)医学雑誌『NEJM(ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン)』に発表された論文によると、米国民の塩分摂取量が1日3銚困辰疹豺隋■映で3万2000~6万6000件の脳卒中、5万4000~9万9000件の心筋梗塞を防ぐことができ、結果的に年間死亡が4万4000~9万2000件減少すると予測されている。
脳卒中や心筋梗塞の最大の原因は、高血圧である。
高血圧の要因としては、遺伝素因(体質)と環境素因(生活習慣)がある。遺伝はどうにもならないが、生活習慣は変えられる。食塩の過剰摂取、肥満、運動不足などを解消すればよいのだ。とりわけ最も重要とされているのが、減塩である。
「塩を減らそうプロジェクト」を推進している、日本高血圧協会理事長の荒川規矩男・福岡大学名誉教授は、
「日本の9弔呂泙世泙盛皺瓩る。国際的にも恥ずかしいくらいだ。とくに減塩先進国イギリス政府が掲げている2025年までに1日3弔箸いμ槁犬鉾罎戮譴弌日本は減塩最後進国だ。せめて1日6通ににしたい」と強く勧めている。
1日6弔箸9弔箸いわれても、ピンとこないが、しょうゆ小さじ1杯、みそ小さじ2杯、ウスターソース小さじ2杯、トマトケチャップ小さじ5杯には、それぞれ食塩約1弔含まれている。
外食のうどん・そば・ラーメン1杯の食塩含有量は約5帖⊇舛鮖弔擦个修譴2弔妨困襦にぎりずし1人前には約3弔留分が含まれている。それにたっぷりしょうゆをつけたらどうなるか。すしにつけるしょうゆは少なめにしよう。
みそ汁は具を盛りだくさんにして汁は多少残す。漬物、干し魚など塩辛いものは食べる量に気をつける。酢や香辛料を効果的に使おう。
減塩の最大のポイントは、薄味に慣れることだろう。