現在のページ:TOPページ > 医療ジャーナリスト丸山寛之氏が綴る辛口コラム「それ、ウソです。」
朝鮮の次期統領様と目される方、痛風に悩むと伝えられる。痛風なる病名はない。高尿酸値症の、一時的発作をいう。そしてこれはしばしば酒による重篤な肝疾患が原因。(野坂昭如「もういくつねると」『週刊文春』1994年9月1日号)
前回に続いてまたもやずいぶん古い文章をひっぱり出して、いちゃもんつけるみたいで、申し訳ないが、野坂さん、こんな短い一節のなかで三つもウソを書いている。
1=痛風という病名は、ある。2=高尿酸
痛風は、血液の中に尿酸という物質が、異常にふえた高尿酸
尿酸値が10性珍宛紊泙脳紊ると、尿酸の結晶が(多くのばあい足の親指の)関節やその周辺に沈着し、赤く腫れて激しく痛む。この痛風発作は、野坂さんも言っているように一時的なものに過ぎない。1週間もすれば治まる。
しかし、そのあと正しい治療をしないままでいると、2、3年のうちに必ず2度目の発作に襲われ、あとになればなるほど間隔をせばめながら発作が頻発するようになる。
でも、きちんと養生してさえいれば、なにも怖れる必要はない。「痛風というのは、病気をよく理解し、医者に言われたことを守ってさえいれば、こんなに治療のやさしい病気はない」と専門医は明言している。
\賁膂紊その必要があると認めたら、尿酸値を下げる薬を用いる。
⊃紊鬚茲飲み1日の尿量を2000性醗幣紊砲垢襦
H酲を避け、標準体重を保つ。
で∋世里發箸箸覆襯廛螢鸞里梁燭た品(レバー、モツ、イクラなど)を食べ過ぎないようにする。もっとも、体の中でつくられる尿酸の量に比べると、食事で入ってくる尿酸の量はそれほど多くない。あまり神経質になる必要はない。
現在、痛風で通院している人は約60万人、成人男性の20%が高尿酸